ユニークな質問で学生を自然体に、企業理念や働き方に基づいた適切な選考フローを考える

大卒者の3割前後が入社3年以内で離職する状況が続いている。採用選考では「ガクチカ」がよく使われるが、ユニークな選考を実施する企業が増えている。

日本たばこ産業(JT)は面接を会話ベースで行い、フランクな雰囲気の面接の中で、学生の素の個性を引き出す。サイバーエージェントはビジネスのアイデアについてお題を出す「トライアウト」をしている。ネスレ日本は、テーマに対する自分の考えを文章でまとめて回答することを8日間繰り返す「8デイズ・ミッション」を実施している。

ユニークな選考には、学生のよろいを脱がせて自然体の姿を知る狙いがある。学生を呼び込むために物珍しさだけを追い求めた選考内容ではなく、ターゲットとする学生層と手法に一貫性があり、企業理念や働き方に基づいた適切な選考フローが企業には求められる。

「ガクチカ」でなくあえてユニーク質問 学生の本心探る-就活探偵団

2022/10/19 02:00 日経速報ニュースアーカイブ  2486文字

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