暗号資産(仮想通貨)交換業大手のFTXトレーディングが経営破綻した。これにより、同社グループに資産を預けていた顧客は資金回収が難航する可能性が強まってきた。不正な資金引き出しなども生じており、資金保全が不十分にある。FTXジャパンは日本の資金決済法に基づく仮想通貨交換業者のため、顧客からの預かり資産については分別管理義務がある。顧客から預かった仮想通貨はインターネットに接続しない「コールドウォレット」で、法定通貨は日本の信託口座で分別管理している。
FTX、日本で返金難航も 出金システム利用停止 金融庁、監視体制を強化
2022/11/15 日本経済新聞 朝刊 2ページ 1509文字