日本の生命保険市場

2014年2月12日 日本経済新聞朝刊 3頁

日本の生命保険市場は戦後の経済成長と人口増加で急速に拡大した。当初は一家の主が死亡した場合に、残された家族を支える死亡保険が主流で、世帯加入率は1970年代には90%を超えた。しかし、共働き夫婦の増加や核家族化の進展で、需要は縮小。代わりに病気になった場合の経済的手当てとして、医療保険の人気が高まっている。複数の保険会社の商品を比べられる「保険ショップ」やインターネットを通じて、商品を選ぶ消費者が増え、アメリカンファミリー生命保険(アフラック)などの外資系や、損保系やオリックス生命保険などの新興系が中心となり、価格競争が進んでいる。

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