NZ 牛げっぷ課税

牛や羊がげっぷなどとして出すメタンガスに課税する方針をニュージーランド(NZ)政府が打ち出した。課税対象として検討しているのは乳牛の場合で50頭以上の飼育や、肥料を通じて40トン以上の窒素を利用する事業者などだ。課税額は決定していないが、政府はCO2換算で1トンあたり5NZドル(約410円)を課せば生物由来のメタンは15%削減できると試算している。農家へは課税による収入減など負の側面もあるため中酪農事業者の業界団体「デイリーNZ」も「気候変動に取り組む重要性は理解するが、酪農家や農村地域が置き去りにされないペースで取り組むことも大事だ」と訴える。

2022/11/04 日本経済新聞 13ページ

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