音楽配信大手スポティファイ・テクノロジーの4~6月期末の有料会員は1億8800万人で、前年同期比で14%増えた。7~9月期は有料会員が更に600万人増え、無料会員も含めた総利用者数は4億5000万人に達する見込みだ。だが音楽需要が増えても、利益につながるとは限らない。21年の売上高は97億ユーロだったが、70億ドルの楽曲使用料を支払った。そのため、昨年の損益は3400万ユーロの純損失だった。音楽業界は3大レコード会社が牛耳っているため、スポティファイには変動費を圧縮する力がほとんどなく、こうした状況を変えるためには、忠実な会員にもっと支払いをしてもらう必要がある。
[FT・Lex]スポティファイ、人気が利益につながらず
2022/07/29 10:39 日経速報ニュースアーカイブ 1314文字