外国人労働力が円安の影響で減少

円安が外国人労働者の獲得に影を落としている。米ドル換算の賃金は過去10年間で4割減り、アジア新興国との差は急速に縮まっている。21年の国内の外国人労働者は全労働力の2.5%に当たる約172万人であった。国籍別では長らくトップであった中国の比率がじわじわ低下し、ベトナムが一位となっている。ベトナムとの賃金差も縮まっており、各国の賃金水準が上がるごとに日本での就労を望む国は狭まっていく。外国人の平均賃金は国内平均より25%低い。賃金上昇につながる制度作りが大きな課題となる。

(2022年10月9日 日本経済新聞 1ページ)

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