水素特許の競争力 日本首位に陰り

データ解析企業アスタミューゼが11年~20年に出願された水素関連特許を分析した。類似特許として引用された回数、権利の残存期間などから競争力を示す「特許スコア」を算出。日本は国別の総合力で首位となった。水素利用の中核技術である燃料電池の出願数が多いことが強みとなった。また出願企業別に特許の競争力を分析すると、上位20位のうち日本企業が8社を占めた。しかし日本が今後も世界トップを保てるかは不透明だ。日本の特許申請数は01~10年比では3割近く減少したうえに、01~10年の分析で5位だった中国が米韓独を抜き、二位となった。

(2022年7月13日 日本経済新聞 朝刊16ページ)

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