スリランカ、国家破産

経済危機下のスリランカで13日、ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が国外に脱出した。新型コロナウイルスの発生により、国内総生産(GDP)の1割程度を占める観光業が低迷し、外貨が急減。燃料や食料といった生活必需品の不足や高騰が深刻だ。20年弱にわたり支配を行ったラジャパクサ一族は中国の支援を受けており、対外債務残高は21年には507億ドルにまで増えた。債務返済に窮したスリランカ政府は17年には、南部ハンバントタ港の99年間の運営権を中国側に渡している。同国の現状を「破産国家」と表現する。

 

スリランカ、一族支配に幕 大統領国外逃亡で非常事態宣言 「中国との蜜月」暗転 政情不安、飛び火も

2022/07/14 日本経済新聞 朝刊 2ページ 1496文字

カテゴリー: 新聞要約   パーマリンク

コメントを残す