政府は大型連休明け2週間ほどの新型コロナウイルスの感染状況を見極め、6月を目途に外国人観光客の新規受け入れを再開する調整に入った。一日1万人から当面2万人に入国者の上限を引き上げる案や旅行会社などが管理しやすい団体旅行から認める案もある。また一部制約はあるが、ファイザーやモデルナなどの指定ワクチンを3回接種し、検査で陰性だった入国者は入国後の自宅などでの待機は不要となる対応も観光客にも同様の対応をとる見通しだ。人数を限るなど一定の条件を付けながら米欧やアジアからの観光客を受け入れ始め、感染対策と経済再生の両立を目指す。
2022/05/07 日本経済新聞 朝刊1ページ