外米に負けないコメ作り

2014/04/25 日本経済新聞 地方経済面 新潟 22ページ

新潟県内の農家がコメの輸入拡大に先手を打ち、高付加価値米へのシフトや販路の開拓を急いでいる。無農薬栽培や有機栽培のコメを増やす生産者が相次ぐほか、スマートフォンなどを活用して生産コストの管理に乗り出す農家もある。24日の日米首脳会談はTPP交渉で協議の継続を確認し、コメは米国産米に輸入特別枠を設ける方向で、農家も外米の脅威に身構えている。

しかし、高級路線にシフトして外米と勝負する姿勢にある農家も存在している。最高級の南魚沼産コシヒカリを手掛けるみわ農園は手間がかかる無農薬栽培を現在の70アールから、3年後には3ヘクタールまで引き上げる予定だ。より高付加価値なコメを作る考えだ。三輪弘和代表は「丁寧なコメ作りは外米に勝てる」と自信をみせる。

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