新型コロナウイルスワクチンの需要が世界で急減速している。重症化しにくいオミクロン型の派生型「BA.2」が各国で主流となり、追加接種に対する意欲が低下。11日時点の1日あたりの世界の接種回数は1260万回と、昨年末から65%減少した。ワクチン接種が先行するイスラエルやチリでは、3回目の接種率が25%、4回目は50%減少。3月末、一部を対象に4回目接種が承認された米国では18%が「接種しない」と回答。全体の新規感染者数や死者数は減少傾向が続く中、新たにオミクロン型の派生型「XE」が出現している。
「ワクチン接種、世界で急減速 1年ぶり低水準 4回目に消極的 累計感染者は5億人超に」
2022/04/13 日本経済新聞 夕刊 1ページ 1408文字