TPP、コメ、麦、サトウキビ等3品目の関税0回避か

2014年4月17日 読売新聞 夕刊 1面

TPP交渉を巡り、日米の閣僚協議が16日夜、ワシントンで始まった。

甘利TPP相は初日の協議終了後、記者団に対し、「(交渉を)拡散させるためではなく、収れんさせるために来たと(米国側に)厳しく申し入れた。会談のスタートは険悪だったが、終盤は落ち着いた雰囲気になった」と述べ、厳しい交渉を前進させる意欲を示した。

TPP交渉を巡る日米協議で、日本が関税を守りたい「聖域」と位置付ける農産品の「重要5項目」のうち、「コメ」と「麦」、サトウキビなどの「甘味資源作物」の3項目について、関税を大枠で維持できる見通しとなった。
ただ、「牛・豚肉」と「乳製品」の2項目は、日米間の意見の隔たりがなお大きい。特に乳製品は、日本は関税の引き下げ幅をできるだけ抑える一方、低関税で輸入する特別枠を創設したい考えだ。米国はより高い水準の自由化を求めており、最終調整を急ぐ。

 

 

カテゴリー: 新聞要約   パーマリンク

コメントを残す