貿易金融 ブロックチェーンでデジタル化

コロナ禍で世界の輸出入が停滞する中、貿易金融のデジタル化が進行している。貿易金融は商品などのやり取りを円滑にするための金融取引で、商品発送から代金回収までの資金繰りや、輸入業者の信用を保証する。これらのやり取りをブロックチェーンを使って一体的に管理する電子取引を、英HSBCグループなど大手金融連合が10月に商業化した。金融インフラが脆弱な新興国では、輸入業者の信用を保証するのに時間がかかる事がネックとなっていたが、ブロックチェーンは取引記録をお互いに共有・監視する仕組みであるため、改ざんのリスクが低い。金融が発達していない国でもデジタル化が進めば、コロナ禍後を見据えた貿易活性化に繋がる可能性もある。
(2020/12/10 日本経済新聞 9頁)B2FE8DA6-6373-4A6A-A32A-26F058B72CB5

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