テンセント、東電と電力販売で提携

東京電力の小売事業会社、東京電力EPは中国のIT大手の騰訊控股(テンセント)と電力販売で提携した。12月中にも日本に住む中国人がテンセントの対話アプリを通じて、東電グループの電力やガスの契約を申し込めるようになる。東電は手続きを簡単にして顧客づくりにつなげる。東電EP子会社で割安に電気を販売している新電力、PinTが手掛ける。PinTが提供する電力やガス、インターネット回線を、テンセントの対話アプリ「ウィーチャット」を通じて申し込めるようにする。その後もテンセントの決済サービスで料金を払える。日本に住む外国人は増えているが、日本語がわからず転居などの際に不動産会社に勧められるままに電力会社を決めているケースが多いという。外国人との契約では支払日がわからなかったり、国内の銀行に口座を持っていなかったりするため決済が滞ることもある。こうした問題が少ない海外アプリの決済によって、トラブルを防ぐ狙いもある。
(2020/12/05 日本経済新聞朝刊 10頁)
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