アント、香港で上場、勢力を拡大。

中国アリババ集団傘下の金融会社アント・グループの株式上場を、香港取引所が承認したことが19日に、分かった。上海証券取引所は9月に上場を承認しており、アントが目指す上海と香港への同時上場の実現が近づいた。新規株式公開(IPO)で調達する額は最大350億ドル(約3兆7千億円)になるとの見方が出ている。アントはスマートフォン決済「支付宝(アリペイ)」や運用商品「余額宝」などのサービスを手掛ける。アリペイの年間ユーザーは世界で10億人を超える。米国ではアントを事実上の禁輸リストにあたる「エンティティー・リスト」に追加する制裁案が浮上しているとされる。ただ、アントの事業の大半は中国本土のため、制裁が発動されても業績への影響は限られるとの見方が金融市場では多い。
(2020/10/20 日本経済新聞朝刊 1頁)

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