作成者別アーカイブ: 堀 峻太朗

都市に広がる外来種(1)オカダンゴムシ

2015/02/22 日本経済新聞 「身の回りのダンゴムシは外来種だ」と福岡教育大学の唐沢重考准教授は説明する。欧州にいた「オカダンゴムシ」で、明治時代以降に日本へ渡ってきたと考えられている。 在来のダンゴムシはやや小型で、湿った場所を好み、森林にすむ。オカダンゴムシは乾燥している市街地の駐車場などでも生き延びられる。宅地開発などでオカダンゴムシが住みやすい環境が増えたことで全国に広がった。 外来種というと在来種を追いやる迷惑な生物という印象があるが、今のところ在来種とはすみ分けができているようだ。

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ミドリガメ、輸入規制へ、環境省、5年後メドに、特定外来生物に指定。

2015/07/30 日本経済新聞 北村茂男環境副大臣は29日、「ミドリガメ」の名で知られる外来種「ミシシッピアカミミガメ」を5年後をめどに特定外来生物に指定し、輸入や飼育を規制する方針を発表した。 環境省によると、16年度から約3年かけて生息状況や流通を調査する。13年時点で推計180万匹が飼われていることから、特定外来生物に指定することによってペットのカメが大量に捨てられることのないよう、輸入を先行して規制する方針。その後、段階的に飼育を許可制にするといった規制を進めていく。 アカミミガメの輸入は1950年代から始まり、近年は年10万匹程度輸入されている。

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総合スーパー変身中

2015/07/09 朝日新聞 11ページ 総合小売り大手3社の2015年3月~5月期決算が8日出そろった。総合スーパーはイオン、セブン&アイ・ホールディングス、ユニーグループ・ホールディングス3社とも振るわず「変身」を進める。 イオンは傘下ダイエーの赤羽店を先月新装。不振の大きい衣料品売り場を、生活用品の3階に集約。空いた2階で、従来1階だけで扱っていた食料品や関連商品を扱い始めた。 地元密着も進む。チーズ消費量全国4位のさいたま市のイトーヨーカドー大宮店では、4月の新装にあわせてチーズ売り場を強化した。

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安らぐ?「ロボ受話器」

2015/07/14 読売新聞 国際電気通信基礎技術研究所(ATR)などは13日、高齢者がロボットを通じて遠方の人と対話する事業を行うと発表した。当面は高齢者施設にロボットを貸し出して事業を始め、将来は在宅の高齢者にも対象を広げるという。 ロボット「テレノイド」はATR内の特別研究所の所長を務める石黒浩・大阪大教授が開発。抱きかかえた状態で電話のように通話できる。人間の外見をあえて単純化した外観で、高齢者が相手の顔を自由に想像しながら話す効果を狙っている。石黒教授は「認知症などで介護が必要な高齢者がテレノイドで会話すると、情緒が安定する効果がみられる」と話す。

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カラー映像鮮明 新型省エネ液晶

2015/07/06 朝日新聞 4ページ 液晶大手のジャパンディスプレイは、背後からライトで照らさず、周りの光を反射させる「反射型カラー液晶」の新型を開発した。消費電力は通常の液晶の1/100以下で、明るい場所ならはっきりとカラー映像が見える。明るい場所での見た目は通常の液晶とほぼ変わらないが、暗い場所ではライトなどで照らす必要がある。少ない電力で長く使えるため、腕時計型のように身につける「ウェアラブル端末」や、電子看板などに向くという。

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大成建設、ビルの電力を“地産池消”

2015/07/06 朝日新聞 4ページ 大成建設は、ビルで使うエネルギーを太陽光発電でまかなう実験が成功したと発表した。人のいる所だけを照らす照明などで、同じ規模のビルと比べエネルギー消費量を75%減らした。外壁の半分の面積には太陽光発電をするうすい膜を張り、屋上には太陽光パネルを設置して発電させた。循環する冷水を使った冷房や効率的な照明や空調を組み合わせたことで成功した。 建設費は通常の1.5~2倍。電気代などは減らせるため、大成は通常の1.2倍まで建設費を抑えられれば普及するとみている。2020年までの実用化をめざす。

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牛乳、給食で出さず別時間に提供

2015/06/30 朝日新聞 33ページ 新潟県の三条市教育委員会は、9月から牛乳を全小中学校30校の給食の献立から外し、給食と別の時間に「ドリンクタイム」を設けて提供する方針を固めた。 市教委は2008年度から食育と健康づくりの一環として、小中学校での完全米飯給食を始めた。昨年度「米飯給食と合わない」などの理由から試験的に給食から牛乳を外し、牛乳以外の食材で必要なカルシウムやたんぱく質を補える献立を検証したところ、煮干しの粉や大豆で必要なカルシウムやたんぱく質を摂取できるが、メニューに限りがあるなど課題も浮上した。このため、献立は牛乳が出ていた時と同じとし、牛乳は給食時に出さず別の時間に提供するという。

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中国「ゾンビ肉」流通

2015/06/30 朝日新聞 10ページ 中国の税関当局が全国で20以上の冷凍肉の密輸グループを摘発したところ、一部の包装に、70年代、80年代に生産されたとの記録があった。密輸肉の原産国は米国やブラジルなど。長期保存の経緯は明らかではないが、中国メディアは「戦時用に備蓄されていた肉ではないか」などと推測している。湖南省の摘発例では、いったん香港に集められた後、ベトナム経由で密輸。途中、冷凍庫を使わずに溶けて腐り、再び冷凍された肉もあった。中国国内のスーパーやレストランに流通していたとみられる。

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携帯電波で誤作動「恐れ低い」

2015/06/24 朝日新聞 7ページ 総務省は23日、携帯電話の電波が心臓ペースメーカーなどに影響を及ぼす恐れは非常に低い、と初めて指摘する指針案を公表した。 これまでの調査で、ペースメーカーを携帯電話に近づけると誤作動などの影響があったため、現行の指針案では15㌢以上離すべきだとしている。だが、一部の識者から調査について、携帯の電波を断続的に最大出力で、医療機器の感度も最大にした条件で行われており「現実では起こりえない」との意見があった。 今回の指針案は「15㌢以上離す」という距離基準は維持するが、基準が患者の不安を生んでいるとの指摘を受け、それを和らげる表現を盛り込んだ結果だ。

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ピリピリ「犬肉祭」の街

2015/06/22 朝日新聞 6ページ 中国南部の広西チワン族自治区玉林市で22日の夏至に合わせて催される「犬肉祭」に対し、国内外で反対の声がわき上がっている。一方、自らの食文化として親しむ地元住民は例年通り、犬を食べるつもりだ。 もともと中国の東北部や南部には犬肉を食べる習慣があるが、「犬肉祭」を催す玉林市はその象徴的存在となっており、世界の愛犬家の批判が集中している。そのため、市内の市場には緊張感が漂っている。また、全国から動物愛護団体のメンバーらが玉林市に集結しており、22日に市政府近くで抗議行動をする予定という。

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