アベノマスクについて私は基本的にはあまり良いとはいえない政策であったと考えている。
そもそもなぜ今回のようなアベノマスク配布にいたったかというとその背景にはコロナウイルスの波及により全国的にマスクが品薄になったことにある。そのマスク不足をある程度緩和し、コロナウイルスの感染を抑制する狙いがアベノマスクにはあったと思われる。しかし、肝心のマスクが届かないのでは意味がない。5.12日現在、厚生労働省のウェブサイトでは配布状況として東京では配布中、埼玉神奈川などは5.14日からその他の県では5.14日以降から準備中の県がほとんどであった。
マスク配布の閣議決定が4.7日に行われたにもかかわらずほぼ1か月以上の間隔が空いてしまっている。またサイズの不一致や異物混入などの別問題も起きている。これらの状況を見る限りアベノマスクがコロナウイルスの抑制に繋がっているといえるかは疑問である。