サウジアラビアの石油施設への攻撃を巡り、トランプ米大統領は18日、イラン制裁を強化すると発表し、軍事的な報復の選択肢を排除しない考えを示した。米国側はイランへの圧力強化の姿勢を鮮明にしつつ、国際的なイラン包囲網の構築も急いでいる。ロイター通信によると、攻撃について「犯行声明」を出したサウジの隣国イエメンの親イラン武装組織フーシの報道官は18日、改めて「3カ所から無人機攻撃をした」と述べ、自らの攻撃だったと強調。さらに今後、サウジと連携するアラブ首長国連邦も標的になると語った。
(2019/9/20 毎日新聞)