不正リスク発見にAIが一役

監査の現場では企業の不正リスクを瞬時にあぶり出す人工知能(AI)監査が使われ始めた。会計士が担当企業の経理状況について質問すると、AIが音声で即座に答える。国際会計事務所KPMGが開発中のAI監査システム「クララ」のイメージだ。2023年ごろの本格展開を目指している。「クララ」は24時間リアルタイムで会計不正がないかどうかチェックするとともに、業務報告書にまとめて企業経営者に提供する。AI監査は万能ではなく、会計士による監査品質向上の取り組みが必要なのも事実。だが、AI活用の流れは止まらない。投資家にとって有用な監査結果を導けるよう、知恵を絞る必要がある。

(2019年6月26日 日本経済新聞17頁)

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