インドのモディ首相 脱中国促す外交へ

総選挙で圧勝したインドのモディ首相は8日、第2次政権の初外遊崎としてインド洋の島国モルディブを訪れ、ソリ大統領と会談した。9日にはスリランカも訪問する予定。両国の関係を強化し、中国の影響力を削ぎたい考えだ。モルティブでは親中派の前大統領がインフラ建設などのため約30億ドル(約3240億円)に上る巨額の債務を負った。ソリ首相はインドとの関係を重視し過度な中国依存の見直しを、一方モディ首相は資金援助の方針を打ち出してる。スリランカも中国に対する借金返済に苦しんでいた。インドは日本と協力をしコロンボ港の開発に乗り出す方針だ。しかし中国との全面対立は望んでおらず、米中の間でバランス外交を模索するなど中国を囲い込む動きは慎重な姿勢をとっている。

(朝日新聞朝刊 6/9 第7面)

06949376-C264-481B-B61D-56434B0EF24F

カテゴリー: 新聞要約   パーマリンク

コメントを残す