北朝鮮、前提なし会談を批判

北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官は、前提条件なしで金正恩朝鮮労働党委員長と会談を目指している安倍首相について「ずうずうしい」と批判した。5月始めの北朝鮮による短距離ミサイル発射を巡って、安倍政権の国連安保理の制裁決議の徹底履行をと主張していることへの反発が背景にあるという。北朝鮮の内部事情に詳しい関係者によると、北朝鮮は今会っても何と得られないと判断している。北朝鮮側は日本の独自制裁の解除後に会談することを求めているという。3日の記者会見で菅官房長官は北朝鮮側の発言の一つ一つにコメントすることを控えたいとする上で「条件をつけずに会談を目指す方針に全く変わりはない」とした。

(朝日新聞朝刊539面)

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