ケーススタディ①新潟県佐渡市:トライアスロン

【経緯】佐渡島では、特別天然記念物トキなどを目的に多くの観光客が訪れていたがその数は年々減少していた。これを問題視し、1989年以来開催されているトライアスロン大会に着目して「佐渡版スポーツツーリズム推進会議」を立ち上げた。
【実施内容】トライアスロン大会を端緒にスポーツイベントの幅を広げて相乗効果を狙うと共に、佐渡島が持つ「食」の知名度向上や観光全体の底上げを図る。
トライアスロン大会は1989年から継続的に「佐渡国際トライアスロン大会」として実施され、主として首都圏から2000名近くの参加者を集めるなど国内でも数少ない大規模大会に成長し、リピーター客も多くなっている。
サイクリングは「スポニチ佐渡ロングライド210」として2006年から実施。離島独自の景観が人気を呼び、好評を博している。
実績のある両イベントにマラソン・オープンウォータースイミングを加えた4つの競技を完走すると強者として称えられるという「スコットカップ」も推進しており、各イベントの相乗効果による誘客を狙っている。
スポーツ目的の来訪者を佐渡島の主要な地域資源である「食」の活用や観光客来訪にいかに繋げられるかが重要な課題となっており、イベント開催時に地元産品のPRブースを設置することや地産地消マップによる宣伝、佐渡汽船の自転車運賃無料キャンペーンなどが行われている。
参考 「2019・2020・2021ゴールデンスポーツイヤーズが地方を変える」
間野義之 著
佐渡国際トライアスロン大会HP http://www.scsf.jp/triathlon/index.html
佐渡汽船HP https://www.sadokisen.co.jp/

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