パスタ輸入品関税なしに、原料は高いまま

今回の日欧EPA交渉では、パスタなど家庭の食卓によく登場する加工食品が数多く取り上げられた。その中でもパスタにかかる1キログラムあたり30円の関税は11年目になくす。現在国内のパスタ消費量の半分が輸入品でその半分がイタリア産。よって消費者には影響が大きいと思われる。関税がなくなるとイタリア産のパスタ平均価格は1キログラムあたり170円から140円に下がると日本パスタ協会は試算する。現状でも国産品の工場出荷価格より20円ほど安いこともあるのにさらに安くなる。だが、日本全体としては原料の関税が変わらないので、原料を輸入し国内で加工する食品メーカーにとっては依然変わらない模様である。

2017/07/19 日本経済新聞 朝刊

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