米金融、積極的な利益配分へ

米金融企業が株主配分の強化に動いている。米連邦準備理事会(FRB)は28日、大手銀行の持ち株会社を対象に財務の健全性や資本計画の是非に関する審査結果を公表、全34社の資本計画が承認された。全34社平均の株主配分額が利益予想の100%近くに達し、去年の65%から高まったことが今回の特徴だ。利益のほとんどを配当や自社買いに充てる形となっている。これを受け大手金融企業も相次いで増資を発表。FRBが積極的な資本計画を承認したのは、金融健全化の証しといえる。

日本経済新聞2017/06/30朝刊7ページ

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