世界各地でIPS細胞の研究が進む

2012年 6月19日 火曜日 日本経済新聞 朝刊 12面

 横浜市で開かれた国際幹細胞学会で、世界各地の研究者が相次いでIPS細胞についての新成果を発表した。米マサチューセッツ工科大のイェーニッシュ教授は、IPS細胞ができる際、遺伝子の働き方が、段階的に変わることを発見、英エディンバラ大の梶グループリーダーらは、IPS細胞になる際に、大きく変わる2つの遺伝子を見つけ、細胞は6つの段階をたどって変化することを明らかにし、英ケンブリッジ大のガードン博士は、IPS細胞となるための初期化を妨げる要因となる物質を、特定した可能性が高いことを発表した。どれも、IPS細胞の作成効率化の大きな助けになると期待されている。

 

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