自民「敵失」の勝利

2015/04/14 日本経済新聞 朝刊 4ページ

12日に投開票された第18回統一地方選は、41道府県議選で自民党が24年ぶりに改選総定数の過半数を獲得し、10道県知事選で自民、公明両党が推す現職が全勝した。だが、与党の勝利は再建にてこずる民主党の「敵失」の側面が大きく、地方の基盤固めに成功したとは言い切れない。38道府県で投票率が過去最低となり、平均投票率は45・05%。新人候補の少なさや、与野党が政策を競い合う対決構図をつくれない状況が有権者の足を投票所から遠ざけている。

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