次世代エネルギーとして期待される水素の活用において、従来の燃料電池に対し、既存技術を応用できる低コストな水素エンジンの再評価が進んでいる。燃料電池はエネルギー効率が高いものの、希少金属による高コストや高純度な水素の必要性が問題点だった。一方、エンジン方式は鉄やアルミ等の既存部品を流用できるためシステム価格を10分の1以下に抑えられ、車や大型トラック、船舶などへ導入が拡大している。世界的な化石燃料回帰やインフラ不足により水素価格の高騰は続いているが、エンジン活用による需要創出が普及の突破口として期待される。
2026/7/7 日本経済新聞