富士フイルム、ワクチン製造

2014/10/27 日本経済新聞 11ページ

富士フイルムは米国のワクチン受託製造会社を買収する。炭疽(たんそ)菌など危険度の高い感染症向けの製造技術を持っており、世界的な需要が見込めると判断した。富士フイルムはエボラ出血熱の治療にも使われているインフルエンザ薬や抗がん剤を手掛けるなど医薬品事業を強化しており、買収で事業領域を広げる。富士フイルムは同事業の売上高を18年度までに300億円規模に拡大したい考え。特にワクチン向けは世界的に年約10%の成長が見込まれており、ケイロン社を中核事業会社として育成していく。

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