無花粉のスギ、ヒノキに植え替え促進

自治体が花粉症対策で、無花粉のスギやヒノキへの植え替えに力を入れている。富山県は無花粉スギの苗木の生産量を2026年度に23年度比で2.4倍に増やす計画だ。神奈川県は無花粉ヒノキの生産を拡大する。来シーズン以降にも備え、植え替え促進には担い手づくりや国産材の需要拡大に取り組む必要がある

無花粉スギの苗の価格は一般的に通常の苗より2倍程度高いとされる。植栽コストが増えるため、福島県郡山市は24年度に苗代の差額分を造林事業者に補助する事業を始める。苗1000本分、0.4ヘクタール分を対象とする。

生産は増えてきたが、植え替えは進んでいない。全国のスギ人工林(440万ヘクタール)で作業を終えたのは推計で1%に満たない。

花粉症の改善や、緩和に向けてこれからも植え替えが促進されると良いと思う。

日本経済新聞  4月22日 夕刊 1ページ

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