円安一時154円台

15日の外国為替市場の円相場は一時1ドル154円台半ばまで下落した。円安・ドル高進行を受け、市場には政府・日銀による円買い・ドル売り介入への警戒感が高まっている。13日夜から14日にかけ、イランがイスラエルへの大規模攻撃を実施し中東情勢が悪化するとの見方が強まり、原油価格の上昇懸念が高まった。14日のニューヨーク原油先物相場では米国産標準油種(WTI)が上昇し、一時1バレル86ドルに達した。日本時間15日夜に発表された3月の米小売売上高が市場予想を上回ったことを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利上げするとの観測が後退し、ドル買い・円売りの動きが加速した。

2024年4月16日毎日新聞朝刊1ページ

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