実写版「リトルマーメイド」

今月日本で公開された人魚姫アリエルを描いたディズニーアニメ映画の実写版「リトルマーメイド」がアニメ版の白い肌に赤い髪が特徴のアリエルとは異なりアフリカ系の俳優を起用したことから論争を生んでいる。公式の解説資料で監督は「単にベストな人材を探していただけで人種に関する特定の意図はなかった」と述べている。しかし見た目の違いにSNSでは#Not my Arielというハッシュタグが拡散するなど批判が相次いだ。専修大の河野教授は「多文化主義を重視する現代の潮流を反映させた作品であるとは思うが、さらに時が経てば、多様性を重視したと思っていてもどこか欠けていたと評価される時がくるかもしれない。広い視野で捉える姿勢が必要だ」と述べている。

23/06/27 朝日新聞 23ページ

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