「経営理念以外に聖域なし」松下電器元社長、中村邦夫氏死去

松下電器産業(現パナソニックホールディングス)の中村邦夫元社長が11月28日に死去した。中村氏はITバブルが崩壊した時期に、松下がパナソニックへと変わる波頭を経営トップとして歩き続けた人物だ。

松下幸之助氏が根幹としていた事業部制を撤廃。「経営理念以外に聖域なし」の信念に基づき、雇用も改革した。一方で、トップ水準のシェアを確保できる商品に経営資源を集中し、中村氏がグローバルブランドとして統一した「パナソニック」は後に社名となっている。

創業者の手法を「絶対視」するのではなく、時代にあわせて言葉を置き換え今の時代で理解される風潮を作った人物だ。

松下からパナソニック、波頭歩む 死去の中村邦夫元社長

2022/12/02 02:00 日経速報ニュース  1945文字

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