日銀の資金供給 拡大方針は堅持

日銀は3日、中央銀行の資金供給量を示す9月末のマネタリーベースが前年同月比6.8%減少の618兆600億円だったと発表した。マネタリーベースとは市中に出回る現金と、金融機関が日銀に預ける当座預金の合計を示す。日銀は13年4月から異次元緩和によるマネタリーベースの増加を目標としてきた。結果経済に出回るお金の総量を示すマネーストックは8月に過去最高となったが、マネタリーベースが4倍近く増えたのに比べると伸びは限られる。日銀は「マネタリーベースの減少は一時的なもの」とし、黒田総裁は資金供給量拡大の方針を当面続けるとしている。

(2022年10月4日 日本経済新聞 朝刊9ページ)

カテゴリー: 新聞要約   パーマリンク

コメントを残す