「ファスト映画」、被害拡大で賠償提訴

無断で映画を10分ほどに編集して公開する「ファスト映画」の3人の男女の投稿者に対し、東宝や角川など映像王手13社が5億の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こすことが18日、分かった。漫画の海外版サイトに続き、違法な要約動画の被害も新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要で急拡大しており、ファスト映画は一般財団法人コンテンツ海外流通促進機構の試算によると、21年6月までに累計4億8千万回再生され、計956億円相当が無料で視聴されたとみられ、被害が拡大している。東宝は「映画の著作権、映画産業の未来を守るために、侵害行為に対し今後も断固とした対応を行う」とコメントした。

2022/05/19 日本経済新聞 朝刊3ページ

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