コメ兵、「LINE接客」導入

中古ブランド品流通大手のコメ兵がOMOの強化を急ぐ。2020年6月に「LINE接客」を導入し、店員1人当たりの売り上げは1.3倍に増加した。

データ基盤の整備を進めると同時に、接客のDXを推進する。その一つがLINE接客だ。これは接客専用スマホを店員に支給し、店員はこのスマホにインストールしたLINEで顧客と直接つながり接客する方法だ。

コメ兵の調査では「人に付いている顧客はその人から買う傾向にある」とう。LINE接客は店員がデジタルで手厚く接客し、購買を促進することが目的だ。

LINEで顧客好みの商品が入荷したらお薦めすることで、コメ兵が多く取り扱う「一品物」商品の買い逃しを防ぐ。

だが、店員にどこまで顧客データを開示するかは悩ましく、行動履歴から薦めるべき商品を顧客管理画面上に表示するなど、接客をアシストするレベルでの活用が現実的だと考えているとのことだ。

(日本経済新聞 電子版 2020年10月17日)

https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=1&n_m_code=145&ng=DGXMZO64922760T11C20A0000000

 

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