シャープ、分社化で資金収集

シャープは5月29日、2020年度中に主力の液晶パネル事業とカメラモジュール事業を分社化すると発表した。分社化で専業メーカーとしての形を作ることで、意思決定スピードを速めると共に、同業者などの出資や協業をしやすくする。
シャープは将来の成長に向けて、微細な発光ダイオード(LED)で画像を表示する「マイクロLED」と呼ぶ新型パネルなどの開発を検討している。巨額の原資が必要となるため、外部資金の獲得が不可欠となる。
パネルとカメラモジュールの両事業を分社化すれば、本体で手がける事業はエアコンやスマホなど製品関連が主体となる。部品事業は切り離し、シャープの名を冠して販売する完成品を中核とする「ブランド企業」の確立を目指す。(日本経済新聞朝刊 5月30日 7頁)

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