災害時の移動ATM

‪最大震度7の地震により全域で大規模な停電が発生した北海道では、 交通網のほか金融インフラも寸断され、現金を引き出すためのATMも一時的に使えなくなった。災害現場で注目されているのが車にATMを積み込んだ移動型ATMだ。店舗の代わりに、利用者の現金需要に対応している。‬ATMを積んだ移動型店舗を導入している信用金庫は全国で6つほどで、 地方銀行でもおよそ20行にとどまる。将来の大災害に備えて導入を準備する金融機関もあるが、北海道の金融機関は導入していなかったという。信金中央金庫の地域・中小企業研究所は「信金は共同のシステムを利用しているところが全体の8割に上るため、システムの変更がしやすい。だが地域の制約や災害が大きかった場合など必ずしも貸し出せるわけではないので、各金融機関で備えが必要」という。

日本経済新聞 9/12 9ページ

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