2019年ラグビーW杯 収入確保に壁

2010.10.6 日本経済新聞朝刊

2019年に日本で開催するラグビーW杯の収入確保に、難問が持ち上がっている。ラグビーW杯の開催国の収入源は入場料のみとなっているが、日本ラグビー協会は開催予算を約300億円と見積もっており、これを入場料のみで確保するには平均85%前後の観客動員が必要となる。過去6回のW杯はすべて欧州・南半球などのラグビー先進国での開催となっているため、入場料収入だけでの運営も可能だったが、初の「途上国」開催となる19年は、「数十億円の赤字になる可能性がある」と関係者も話す。大会を主催する国際ラグビーボード(IRB)は日本に対して年内に「財務保証に準ずるもの」を提示するように求めており、財源の発掘が急務となっている。

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