“タマゾン川”外来魚急増、東京・神奈川県境、ペット放流。

2010/11/10 日本経済新聞 56ページ
多摩川に外来種の熱帯魚や肉食魚が急増している。ペットの放流が後を絶たない上、生活排水による水温上昇で熱帯の魚でも越冬できるようになったためで、南米のアマゾン川になぞらえて「タマゾン川」と呼ばれるほどに。
川に網を投げ入れると、グッピーやネオンテトラなど色とりどりの魚が次々とかかる。7月には北米産の肉食魚ガーパイクも釣りあげられた。別々に捨てられた雄と雌が多摩川で出会い、繁殖する恐れもあるという。
近年目立つのは水温の上昇だ。下水処理場が増えて家庭の風呂や台所のお湯が冷めずに流れ込み、水温が23度前後の場所もある。
外来種の魚の増加は、大阪府を流れる淀川や滋賀県の琵琶湖など、ほかの都市部の川や湖でも深刻化している。

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