トヨタ自動車は28日、プラグインハイブリッド車(PHV)向けの新型エンジンを開発すると発表した。価格の高さや充電面での使い勝手の悪さからEVの販売が鈍化している現在、EVに移行するまでのつなぎ役としてのPHVに注目が集まっている。中国の再大手であるBYDでは以前からPHVに力を入れており、EVに手の届かない消費者の需要をつかんでいる。米国や欧州でもPHVやHVなどエンジン搭載車を再強化する動きが広がっている。EVへの過渡期である今、PHVなどでいかに稼ぐかが車大手の競争力を左右し始めている。
2024/05/29 日本経済新聞 朝刊 3ページ