畜産農家と米農家、TPPに向け協力

2014年5月20日 読売新聞 朝刊 31ページ
 TPP交渉や減反廃止などの農政転換を受け、富山県氷見市で、ブランド牛の「氷見牛」の飼料用米の生産を拡大する取り組みが進んでいる。コメを餌にした牛は口どけや香りがよくなることがわかっていて、安い輸入米との差別化を期待できる。また、米農家は、「減反の廃止でさらに米価が下がるかもしれない。需要の減る主食米を作るくらいなら、転作にいち早く取り掛かりたかった。」とコメントしていて、飼料用米に生き残りをかけている。
 安い輸入牛肉の流入を懸念する畜産農家と減反廃止への対策を模索する米農家が、「氷見牛」のブランド力強化とコメの転作促進のために手を組むことで、相乗効果が期待できる。

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