役目を終えたアクリル板 新たな門出

新型コロナウイルスは8日から、感染症法上の類型が季節性インフルエンザなどと同じ5類に引き下げられた。感染対策として導入されていたアクリル板のパーテーションの撤去が相次いでいるが、再利用の取り組みも始まった。アクリル板の卸やリサイクルを担う緑川化成工業は不要なパーテーションの買い取りを始めた。同社には古いアクリル板を砕いて溶かし再生アクリル板としてリサイクルする技術があり、新しく作るのと比べCO2を71%削減でき廃棄されるアクリル板も大幅に減らすことができる。リサイクル後は駅の案内板のカバーなどに使われる。近畿大学でもアクリル板からパスケースを作ることなどを始めとし「コロナ世代の自分達にしかできない方法」で廃棄問題に取り組んでいる。

23/05/03 朝日新聞 25ページ

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