銀行がデビットカードに力を入れている。三井住友、みずほ、りそなの3大手銀行の2021年度の新規発行は計140万枚規模とクレカを逆転している。若いうちから家計を意識するよう金融教育なども盛んになっている現在、銀行はクレカと違い審査が不要で、18歳未満でも持てるデビットカードを若年層との日常的な接点として戦略を強化している。銀行で口座を開設する人の半数程度は20代以下で、クレカをつくるより先に銀行口座の開設にあわせてデビットカードを手にする人が多いとみられる。
デビットカード、銀行の新たな収益源に 大手3行の昨年度発行140万枚 若者に的、クレカ逆転
2022/07/07 日本経済新聞 朝刊 9ページ 1951文字