アマゾン 出版社との直接取引を拡大

アマゾンジャパンは消費者に商品を早く届けるため、出版社との本の直接取引を拡大している。17年春から、出版社を対象とした説明会を開催。17年春以降に200社程度と直接取引を始め、合計で約2000社になったとみられる。アマゾンの通販サイトでの販売量の約3割を占める。取次会社はベストセラーのような売れ筋を中心に確保する傾向がある。そのためニッチ分野に特化した出版社などは、自社の本が全国に行きわたらないという不満を持っていた。販売量を増やすアマゾンとの直接取引は魅力的に映っている。講談社や小学館など大手出版社の多くは直接取引に応じておらず、アマゾンには取次会社を通じて卸している。一方、KADOKAWAはすでに導入した。アマゾンは直接取引をさらに拡大する計画で、取次会社を軸とした日本の出版物流が変わりつつある。

日経産業新聞 2018年1月16日 5面

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