縄文人の食生活 男女でメニューに違い

北海道大学院の南川教授は古人骨の髪の毛や骨に含まれるたんぱく質を化学処理し、炭素と窒素の同位体の比率を分析することで古代人の食生活を復元し、縄文人の男女で食事の内容に違いがあったことを初めて明らかにした。たとえば福島県の三貫地(さんがんじ)貝塚では男性が海産動物を、女性はC3植物を多く取っていたことが分かっている。「男女の社会的役割の差が食生活にまで影響を与えていたのだろうか。当時の社会を考える上で、非常に重要な情報だ」と九州大学の中園助手は驚く。
96/02/06 朝日新聞  5ページ

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