卒論

〇シェアリングエコノミー
=インターネット、AI、IoT、スマートフォン、SNSの進化とともに発展しており、これらを活用することで成り立っている。基本的な仕組みは利用したいサービスをスマホで登録し、そのサービスの対価を決済できるため、このシンプルさがシェアリングビジネス増加の要因ともいえる。またシェアリング事業を始める投資コストは、プラットフォームの作成、運営にかかわるコストが主である。特別に商品を購入したり在庫を置かずにスタートできる。シェアリングビジネスで不可欠なのが、「信頼の構築」である。カーシェアで言えば、車の登録時に免許証や車検証をもとに、シェア事業者が審査を行う。シェアサービスにおいて、サービス提供者個人を信頼できるかが問題になるので、事業者はサービス提供者の信頼を後押しする努力を続けなければいけない。

空き家・マンションの空き部屋などの問題、少子高齢化、労働分配率の停滞、進まない消費など、さまざまな問題を抱える近年の日本にとって、シェアリングエコノミーはまさに時代に合った新ビジネスだといえる

https://sharing-economy-lab.jp/share-entry-company

〇様々なシェアリング

・民泊
「Airbnb エアビーアンドビー」
2008年にアメリカのサンフランシスコで設立。
空間と体験のシェアリングするため、「空いている部屋を貸したい人」ホストと「部屋を借りたい人」ゲストとのマッチングサイトである。地方ならではのユニークな体験をゲストに提供するなど、持続可能な観光産業を支援している。世界191か国・地域の8万1000都市600万以上の宿泊物件を掲載しており、通産1億5000万人以上が利用したとされる。
<日本>
2011年、サービスが開始。
2014年、日本支社創設。
2017年、国内の物件が約6万2000件登録され、年慰安利用者が585万人を突破。

2018年民泊新法(住宅宿泊事業法)により、サイトに登録されていた8割の物件が消失。
→民泊新法の届け出を出していない物件が一斉削除された。エアビーアンドビーで副業を始めるには、新法に基づき、事前に自住宅宿泊事業届出書を住宅の所在地を管轄する都道県知事等への提出が必要になった。
 
・仕組み
サイトへの物件掲載は無料だが、予約確定時にゲストとホストの双方からサービス料を徴収。(ホスト=一律3%、ゲスト予約料金の小計の5~15%)

・シェアサイクル
自転車を社会全体で共有しながら好きなタイミングで好きな時間使うことのできるサービス。借用場所と返却場所が同一で、お店で必要事項の記入、支払を済ませるレンタサイクルと違い、シェアサイクルは複数のサイクルポート(駐輪場)で利用、返却ができる。さらに初めに会員登録を行えば、ICカードやスマホだけで借りることができる。移動にかかるコストが安い、交通事情による影響を受けにくい、環境にやさしいのもメリットである。
<日本での課題>
シェアサイクルを日本で広めるために課題となるのは、「駐輪場の確保」だ。都心部で展開を進めたいが土地がなく、駐輪場のコストは必然的に高くなる。
・ドコモ・バイクシェアスマートシェアリング(港区)は現在千代田区、中央区、港区、江東区、品川区、新宿区、文京区、大田区、渋谷区で展開している。独自に自転車を管理するシステムの構築により、容易なポート設置を可能にし、専用機械を省き導入コスト30%削減した。他のサイクルシェアリング運営事業者にシステム提供なども行う。

https://www.d-bikeshare.com/

https://orange-operation.jp/posrejihikaku/marketing/15360.html

・建機シェアリングサービス
建機メーカーのグローバル化が進む中、建機市場規模は6兆3585億円以上(平成28年)といわれる一方、遊休資産となりやすい製品である。そこでトヨタグループ唯一の商社・トヨタ通称株式会社は業界初建機シェアリングサービス「Jukies」を開始した。2016年5月の市場調査や取引先へのヒヤリングにより、日本国内に建機関連の遊休資産が数万台の規模で存在していることが明らかになった。
仕組みとしては借り手がJukiesのシェアリングサイトに出品されている建機を選び、貸し手と賃貸借契約を結ぶ(チャットにて)。豊田通商による代理決済を行い、レンタル収益が貸し手に入る。引き渡し、返却を済ませた後、借り手が評価を投稿する。貸し出し中の修理や事故はJukiesが適切な修理会社を派遣する。

機械を所有するオーナーは、繁忙期は自己所有では足りない部分をレンタルで補い、閑散期はローン金利、倉庫代、メンテナンス代などの負担がかかっていた。機械を所有しないユーザーは、遠方からのレンタルが多い、繁忙期はレンタル価格が

・モノのシェアリング(メルカリ、Luxus(ラクサス、ブランドバッグ)
・代行シェアリング(タスカジ、AsMama)

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