パルコ 実店舗にVR、MR導入を目指す

パルコが実際に品物を並べて売るリアル店舗と、VR(仮想現実)やMR(複合現実)などの技術との組み合わせを構想している。来店客がVRのヘッドセットを装着すると、目の前に広大なバーチャル店が広がる。最終的に商品を選ぶと、実際の店頭に現物のサンプル品が並び、試着できる。スマホで商品のQRコードを読み取ると、購入サイトが立ち上がる。VRではコストをかけずに、ショップの広さなどにとらわれず内装を自由にデザインできる。商品の展示点数にも制約がなく、服を大量に在庫しておく必要がない。パルコが注目するもう一つの技術がMR。専用のゴーグルをかけると、実際の売り場に商品映像が浮かび上がる。指先で選択すると、視界にサイトが現れ、商品を購入できる。ネット通販の強みは自分が欲しいとある程度分かっている物を早く楽に買える「計画購買」だが、一方、パルコが重視するのは「非計画購買」という。その実現を支える技術の一つがVRとMRだと位置付ける。
 
日経MJ2018年7月8日7面

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