<起>
- ソーシャルビジネスの登場
NPOやボランティア等、社会問題の解決を目的とした活動の中で、ソーシャルビジネスといった方法が登場した。ソーシャルビジネスとは社会問題をビジネスで解決する方法である。なぜソーシャルビジネスは登場したのか。その重要性とは何なのか。
<承>背景・社会情勢
- 人口減少と少子高齢化
日本国内の人口が減少することによって日本市場が縮小している。高度経済成長期のような国内での大量生産・大量消費が不可能になった。その結果、企業は海外に市場や労働力を求めるようになり、国内の市場や雇用が縮小、更に少子化に拍車がかかっている状態となっている。一方で、加速する少子高齢化で労働人口が減り、税収入の減少は避けられない。
- モノ消費からコト消費へ
国内では大量生産・大量消費の時代を経た結果、モノを対象とした市場が飽和状態になった。そこで情報や体験といったコトを対象にした市場の開拓が始まった。
- 行政サービスの限界
少子高齢化による税収入の減少と手厚く社会保障を受ける年齢層の増加により、これまでの社会保障制度の継続が難しくなっている。行政サービス全体の見直しが迫られている。
- 社会的弱者の孤立化
老人の孤立死や幼児虐待のニュースが後を絶たない。核家族化から、本来ケアが必要な老人や子どもが適切なケアを受けられていないケースが目立っている。
<転>ケーススタディ
- 株式会社 いろどり 徳島県上勝町 葉っぱビジネス http://www.irodori.co.jp/
- 認定NPO法人 フローレンス 訪問型病児保育事業 等 http://florence.or.jp/
- 株式会社 LITALICO 障害者就労支援事業 等 http://litalico.co.jp/
<結>
- ソーシャルビジネスの重要性(まとめ)