AIを使った工場システムで人手を3分の1に

NECは人工知能(AI)を使った生産ライン検査システムを開発した。生産ラインを流れる製品を撮った画像の特徴から不良を判別する。大手自動車部品メーカーなど30社で実証実験し、不良品の検出率を9割超と人間並みに高めた。新しいシステムは画像に写る複数の対象物を最速1~2秒で検査し、性能は「人間と同等」だという。AIが数百枚の画像から予測モデルを作成することで、従来、検査する製品に合わせて特徴を専門家があらかじめ入力する例が多い中、新システムではこうした手間を省ける。不良品だけを検査員が再検査することで人手を3分の1に減らせるという。製造業でも人手不足が進んでいる中、効率向上へ人員を低減したい企業に採用を促す。
  
2017/06/21 日本経済新聞 朝刊

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