データの提供と利便性の享受

IMG_2606医療ベンチャー、ユニバーサルビュー(東京・千代田)が開発中のスマートコンタクトレンズは、直径2.3センチメートルのレンズに一辺2ミリ程度の回路が仕込まれている。涙から血糖値、微弱電波から心拍などを測定し、無線で情報を飛ばす。

あらゆるモノがネットに繋がる「IoT」ならぬ、身体がネットに繋がる「IoB」(internet of bodies)という言葉も登場して来た。

みずほ銀行とソフトバンクが設立したジェイスコア(東京・港)は17年9月、「信用スコア」と呼ばれる事業を始めた。一見支払い能力と関係なさそうな150以上の質問に答えるとAIがスコアをはじき、特典に応じて年0.9〜12%の金利で無担保融資を受けられる。このように個人情報を晒すほどスコアが上がりメリットが還元されるため、個人がこぞって自らの情報を登録している。自分のデータと引き換えに安全や利便性を得ることを許容する傾向があるという。
(2018/04/05 日本経済新聞から)

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